当院は、お子様が日々成長してゆく中で
「我が子はもしかして低身長では?」と不安を抱える方から
よくご相談をいただきます。
当ページでは一目でわかる簡単な子供の低身長チェックが行えます。
※17歳6ヶ月まで診断が行えます。
一般的には成長ホルモンが正しく分泌されていないと低身長になるとされていますが、成長ホルモンが正常に分泌されていても低身長は起こります。
下の図にあるように実は成長ホルモンは正常に分泌されても、その下流にある肝臓で起こるイベントの問題でIGF-1の分泌が不足し低身長となることが多く存在します。
骨の成長(骨端線)に直接作用するのは成長ホルモンではなく、IGF-1なのです。
日本における小児低身長に対するホルモン治療は、一部の疾患に対して保険が適用されております。
しかしその適応範囲はアメリカやヨーロッパと比べると狭く一部の患者様に限定されます。
そのため、当施設では日本の厚生労働省が定める保険診療とアメリカのFDA(U.S. Food and Drug Administration)が定める適応(保険外治療)の双方から低身長で困っているお子様全てを対象に治療を行います。
※保険適用に関しましてご不明な方は、一度クリニックまでお問い合わせください。
その他保険適用があるもの
慢性不全に伴う低身長
Noonan 症候群
プラダー・ウィリー症候群
治療方法ですが、成長ホルモンを注入する治療を行います。
成長ホルモン(ソマトロピン)の入ったカートリッジを専用のホルダーに挿入し取り付けます。針は31ゲージ(0.25 mm)と極めて細く、注射時の痛みは非常に感じにくいです。使用前には必ず当院にて使用法の指導を行います。その際、パンフレットやDVD、スケジュール手帳をお渡し致します。
成長ホルモン治療の効果が最も期待できる時期は小児期(3歳頃〜思春期)です。グラフのように思春期は成長ホルモンの効果が極端に落ちます。
20歳を過ぎたら手術以外の治療は効果がない場合がほとんどです。
ホルモン治療を行うには、この小児期が最も重要です!
成長ホルモン治療では、何らかの理由で不足している成長ホルモンを注射によって補充します。
つまり、元々人間が持っている骨の成長に必要なホルモンを補うことで、軟骨が成長するのを助けるのです。このため、適切な時期(骨が成長できる時期)に成長ホルモンを投与すれば、着実に背を伸ばすことができます。
目安体重 | 1カ月の費用と平均本数 |
---|---|
21㎏まで | 119,600円 (59,800円×2本) ![]() |
28㎏まで | 179,400円 (59,800円×3本) ![]() |
43㎏まで | 239,200円 (59,800円×4本) ![]() |
57㎏まで | 299,000円 (59,800円×5本) ![]() |
※使用本数はあくまで目安です。
※料金は半年まとめ買いの価格です。
※体重によって必要本数が異なります。
※本数に関しては上記表をご参照ください。
【治療推奨年齢 男の子15歳未満 女の子14歳未満】
※但し上記以上の年齢の場合治療ご案内はNG・採血不可
※成長ホルモン1本(10mg)、アルコール綿、ペン型専用注射針(例:太さ0.23mm、長さ4mm)1ヶ月分、自己注射指導料などを含みます。
※初回のみ、ペン型注射器の購入費用6,800円(税込)がかかります。
多くの場合、治療を始めて最初の1年間に最も効果が現れ、次第に効果は減弱していきますが、治療を行わない場合よりも良好な成長が得られます。
成長ホルモンは骨のみならず筋肉の成長も促進し、また脂肪を分解する作用があります。治療を始めると食欲が増し、体脂肪が減る効果があります。
※上記はあくまで目安です。成長ホルモンカートリッジの使用本数は個人により異なりますので、まずは検査を受けましょう。
問診票と資料を基にカルテとグロースチャート(成長曲線)を作製します。
その後カウンセリングを行い、生活環境(睡眠時間・食生活・家庭(学校)環境など)や現在の病気・過去の病気をお聞きします。
【レントゲン画像検査】
お子さんの骨の発育程度(骨年齢)を同性・同年齢の子どもと比較するために、骨の発育程度(骨年齢)を画像から調べます。基本的には両手のレントゲンから判断します。
【採血検査】
一般的な項目と骨の成長に必要なホルモン(甲状腺刺激ホルモン・甲状腺ホルモン・性腺刺激ホルモン・IGF-1)を検査します。
1~2週間後に再来院していただき、検査の結果を説明致します。
結果から、必要な方に対してホルモン治療を開始します。
スクリーニング検査の結果から必要と判断したときに行います
・ 成長ホルモン分泌刺激試験
・ 頭部画像検査(CT, MRI):下垂体の形や脳腫瘍の有無などを調べます
・ 染色体検査:女児のターナー症候群などを疑った場合に行います
検査の結果から、甲状腺や性ホルモン不足に対してはその補充療法を検討します。成長ホルモン(GH)の分泌不全に対してはGHの補充療法を行い、IGF-1の分泌不足(GHレセプター異常・IGF-1遺伝子異常など)に対してはIGF-1の補充療法を行います。
治療は全て注射で行います。保護者あるいはお子さん本人が家庭で行っていただきます。成長ホルモンはたんぱく質の一種なので、口から飲んでも胃や腸で消化されてしまうので、注射で体内に補う必要があります。
サプリメントなどの有用性は医学的(科学的)に認められておりませんのでご注意ください。また治療は長期間に及ぶため、定期的に通院していただき採血などの検査を行います。
院長
沼倉 裕堅 医師 Hirokata Numakura
診療時間 | 9:15~18:00 最終受付17:00(土日祝日のみ完全予約制) ご来院の方でもご予約がない方に関しましては、診療をお断りさせて頂いております。 |
休診日 | 全日診療 |
所在地 | 〒160-0023東京都新宿区西新宿 7-21-3西新宿大京ビル7階 |
日本語でのご相談お電話 | ![]() |
英語でのご相談お電話 | ![]() |
中国語でのご相談お電話 | ![]() |
最寄り駅 | 西新宿駅より 徒歩2分/新宿駅より 徒歩7分/都庁前駅より 徒歩7分 |
こちらはお問い合わせ用となります。
診察当日は英語・中国語対応不可のため通訳同伴でお越し下さい
当院では患者様の疑問点、ご不明点を解消するために、医師によるカウンセリングを行っております。
あなたのお悩みやご要望に、専門の医師がお答えいたします。お気軽にご予約ください。
■ご予約お申込みには、個人情報の入力が必要となります。
■いただいた個人情報を使用して、営業の連絡等をすることは一切ありませんのでご安心下さい。
※ドメイン指定受信を設定されている方は、下記ドメインを受信できるよう設定を行って下さい。
@sbc.or.jp
以下の既往歴がある方、以下の薬剤使用中の方、高齢(70歳を越える)の方、
妊娠・授乳中である方は、処置や手術をお断りすることがあります。あらかじめ、ご了承ください。
◎既往歴
高血圧、糖尿病、喘息、てんかん、高度肥満(BMI30以上)、心臓病、アトピー、脳疾患、精神科疾患、膠原病、呼吸器疾患、腎機能障害、肝機能障害、血液疾患
◎薬剤使用中
ステロイド、免疫抑制剤、抗凝固剤・抗血小板剤など(血液をサラサラにする薬)
PAGE
TOP